| 高橋洋さん(左吉)の登場シーン |
第7場 トカトントン
上手から登場。もうすぐ浮舟の年季が明けるのが嬉しくて浮かれる左吉。
講談調のセリフと木槌の音、木槌をくるくるっとまわすリズムがぴたっとはまって、リズミカルで、うれしさが伝わってきます。お母さんが登場した後の、拗ねたようなムキになったような表情と木槌の音とのギャップが笑えます。
第15場 間違い続きの花の下
隣村に棺桶を届けに行く、と言って登場。でも、既に花見の幔幕の中で死体が2体あるので、お母さんに「何も暗い夜道を隣村まで行かなくったってココにも新仏が2つもあるよ」(大体こんな感じの台詞)と言われます。(笑)最後、幔幕の裏のお文の死体を見た左吉のおっかさんが怖がって左吉にしがみつくシーンでは、左吉はちゃんと手を握ってあげています。優しい左吉。出番は最後のほんの短時間です。
第17場 墓は清滝信光寺
お母さんにのろける左吉。吉原第一の美人で、まだ25才(同い年だとここで判明)。
花平一家に棺桶を届けに行っている間に、浮舟が家を訪ねてきて、すれ違いになる。
お母さんは汚い格好をした浮舟を見て驚き、とっさに「左吉は死んだ」とウソをつく。
浮舟は、どうして愛しい人のお母さんに挨拶するのに汚い格好のままで名のったんだろう?人に挨拶するのにその格好のままはちょっとねぇ、と思ってしまうが…。ま、物語なので…。
で、浮舟は「お墓は?」と、お墓の場所を聞くあたりはけっこう冷静なんじゃないかとおもってしまう。お母さんはとりあえず、またウソをつく。「清滝の真光寺」。
第18場 百姓の噂ばなし
お母さんは真光寺に浮舟を案内する。本当は死んでないのでとりあえず他人の墓を左吉の墓だとまたまた嘘をつく。(あれ?博打のトラブルで殺されたお父さんの墓はないの?)
浮舟が墓石に抱きつき「一度でいい、主さんと差し向かいで夫婦茶碗でご飯が食べとうおざんした。」は印象的な台詞。(台詞の中に「で」が重なるのはちょっと気になる。)
その後、浮舟は「わっちは左吉さんの言いなさる未来とやらが楽しみでおざんす」と言いながら剃刀で頸動脈を切り自害。
左吉は花平一家へ行った帰りに、真光寺の前でお母さんが自慢げに「あまりに汚い女が尋ねてきたから追い返してやった」と言っているのを聞き、慌てて真光寺の中を探し回る。上手から走って登場し、一つめの墓穴を飛び越えるのだが、いつも落ちないかとハラハラしてしまう(^_^;) 浮舟の遺体を見つける。見つけてから目の前の事実を悟り、悲しみが訪れるまでの間が絶妙!あの静寂な空気はステキです。左吉は悲しみのあまりジタバタと走り回り、泣き叫ぶ。ちょっと滑稽に思えるほどの悲しみ方。途中で墓穴に落ちて「いて」と言って登ってくるところはとてもかわいい。(笑いどころですよ。)
「かわいそうな浮舟、いや今からはおいらの女房の浮舟。生まれたときは別々でも死ぬときは一緒と誓い合った仲。こんな冷たい地の中にお前一人ほおっておきやしないから安心おし。」(大体こんな感じ)と言って、浮舟の手から剃刀を取り、「この墓がおいらたちの初夜の夜具」で浮舟にキスをする。そして「このノドが、剃刀よ、お前の鞘なのだ!」と言って浮舟の後を追うロミオ左吉。劇場が青白い光に包まれます。この場面、とっても美しいです。
第24場 墓場からのエピローグ
下手の墓穴から登場するとってもかわいい左吉の幽霊。すごく楽しそうに歌って踊る左吉がとってもかわいい。特に「あの方に身がわりはいないのさ」の「あ」の所で手を広げる左吉がかわいくって仕方ありません。左吉(ていうより、ここでは素の洋さん)は全ての動きが何だかとってもカワイイ(^○^)ちゃんと「ひゅ〜」と言ったり、楽しそうです。
最後は下手側通路を通ります。
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